竈門炭治郎(かまどたんじろう)の同期といえば、嘴平伊之助(はしびらいのすけ)と我妻善逸(あがつまぜんいつ)のトリオが頭に浮かびます。
「鬼滅の刃」の中でも人気の善逸の師匠、桑島慈悟郎(くわじまじごろう)について紹介します。
善逸の師匠としての厳しさや優しさ、そしてその背景にある深い情熱…それらが千葉繁さんの声によって、一層深く、そして熱く伝わってきます。
【鬼滅】善逸の師匠を演じる千葉茂さんはバラエティーでもお馴染みの声
我妻善逸の師匠である桑島慈悟郎の声を熱く演じてくれた千葉繁さんについて、深く掘り下げてみたいと思います!
千葉繁さんの声はアニメ以外でもナレーションで耳にしています。
そんな声優としての千葉さんの魅力を探ってみましょう。
声優の千葉繁さん
桑島慈悟郎の声優は、アニメ「鬼滅の刃」では千葉繁さんが担当しています。
まず、千葉繁さんと言えば、その独特の声質と演技力で多くのアニメやバラエティ番組で活躍しています。
彼の声は、力強く、時には優しく、そして熱く、私たちの心を魅了してやみません。
千葉繁さんは1954年2月4日に熊本県菊池市で生まれました。
彼は湯浅(剣睦会)アクション企画や日活でスタントマンや俳優として活躍しました。
その経験が、彼の声優としての深みや迫力に繋がっているのかもしれません。
アニメ出演やバラエティーのナレーションで有名
声優としては、アニメ「北斗の拳」のナレーションで知名度を上げ、彼の熱く早口な叫び声は聞き取りやすく、代表作としてはアニメ「うる星やつら」のメガネ役や「機動警察パトレイバー」シリーズのシバシゲオ役があります。
後者は「THE NEXT GENERATION パトレイバー」として実写映画化された際も同役で出演しその演技力の高さを証明しています。
近年ではアニメ「呪術廻戦」の漏瑚役での活躍も見逃せません。
彼の声は、どのキャラクターにもピッタリと合っており、その都度新しい魅力を発見することができます。
ナレーターとしても評価は高く、バラエティ番組「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」や「世界の果てまでイッテQ!謎とき冒険バラエティー」でも知られています。
彼のユニークな声とコメントが、番組の盛り上がりを一層引き立てています。
【鬼滅】善逸の師匠と鬼になった兄弟子
桑島慈悟郎は、鬼殺隊の育手であり、かつては「鳴柱」と呼ばれる「雷の呼吸」の使い手でした。
善逸の兄弟子である獪岳(かいがく)は、次のように彼を評価しています。
「先生は「柱」だったんだ。鬼殺隊で最も強い称号を持っていた人だよ」
しかし、35歳の時に鬼との戦いで片足を失い、義足となり「鳴柱」を引退しました。
最強の柱と二人の弟子
桑島慈悟郎は善逸と獪岳のふたりを弟子に持っています。
善逸は「雷の呼吸」の「壱ノ型」しか使えず、獪岳は「壱ノ型」を使うことができませんでした。
獪岳が先に弟子入りしていたため、善逸は獪岳の兄弟子に当たります。
弟弟子を受け付けない兄弟子はエリート剣士?
しかし、獪岳は善逸をひどく嫌っており、那田蜘蛛山での善逸の回想では、獪岳は桃を投げつけながら彼を罵りました。
獪岳は剣士としての才能を持っていましたが、貪欲で少しのことでは満足することができない性格でした。
彼は慈悟郎や善逸からの愛情にも不満でした。
慈悟郎は獪岳と善逸の両方を大切に育てていましたが、獪岳は贈られた着物を着ることさえしませんでした。
善逸が被った幼少期の苦労
一方、善逸は捨て子であり、女性に騙されて借金を背負った時に慈悟郎に助けられ、弟子となりました。
最初は臆病で逃げ癖のある性格で、善逸は慈悟郎を困らせましたが、次第に信頼関係が築かれ、「爺(じっ)ちゃん」と呼び慕うようになってきたのです。
慈悟郎は獪岳と善逸を「雷の呼吸」の後継者に指名しましたが、お互い助け合ってくれれば良いと考えたのかもしれません。
しかし、獪岳は不満で、自分だけが指名されるべきだと思っていました。
このすれ違いが後の悲劇を引き起こすことになります。
善逸に届いた手紙
善逸は岩柱・悲鳴嶼行冥からの指導中内容を聞くだけで気絶するほど、繊細な人物です。
そんな善逸はスズメの「チュン太郎」こと「うこぎ」から届いた手紙を見て一変しました。
それ以降、彼は口数も減り、炭治郎から心配されるようになりました。
この時、手紙の内容は明かされませんが、善逸は炭治郎に礼を言いました。
善逸「お前は本当にいい奴だよな、ありがとう。だけど、これは絶対に俺がやらなきゃ駄目なんだ」
獪岳との因縁
後に、無限城で善逸が獪岳と出会った時には、獪岳が上弦の壱・黒死牟に遭遇し、鬼になる道を選ぶ場面がありました。
善逸は獪岳になぜ鬼になったのか問い詰めます。
善逸「アンタが鬼になったせいで、爺ちゃんは腹を切って死んだんだ!爺ちゃんは一人で腹を切ったんだ。介錯もつけずに、腹を切った時、誰かに首を落として貰えなきゃ長い時間苦しんで死ぬことになる。爺ちゃんは自分で喉も心臓も突かずに死んだ。雷の呼吸の使い手から鬼を出したからだぞ!」
善逸が受け取った手紙は、慈悟郎が獪岳が鬼になったために切腹したことを知らせるものでした。
獪岳は慈悟郎の長い苦しみの末の最期に対して軽蔑の言葉を吐きます。
それに対して、善逸は尊敬していた獪岳を雷の呼吸「漆ノ型 火雷神」で勝負を決めました。
【鬼滅】善逸の師匠は?まとめ
善逸は慈悟郎の教えと努力の結果、新しい技を生み出し、鬼滅隊の一員として無惨討伐に貢献する素晴らしい剣士に成長しました。
彼の力と勇気は、慈悟郎の思い出を背負いながら戦い続ける善逸のなかに残り続けるでしょう。
桑島慈悟郎の師匠としての役割は、彼の教えや愛情を受けた善逸によって受け継がれています。
善逸は慈悟郎の指導を通じて成長し、強さと覚悟を持った剣士となりました。
鬼滅の刃は、師弟関係や信頼の重要性をテーマにした物語でもあります。
桑島慈悟郎の存在は、善逸にとって師匠としての教えや思い出を持つことの重要性を示しており、彼の存在は、善逸の成長と物語の展開に大きな影響を与え続けています。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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