【鬼滅】鬼舞辻無惨に呪いとは?光と闇の対立と勝利への兆し

平安時代から生き続ける鬼の始祖である彼の存在は、物語全体に影響を与え、主人公たちの困難な戦いを語り継いでいます。

鬼舞辻無惨は、元々体の弱い少年として生まれたのですが、外出もままならないほどの病気がちな体質でした。しかし気性が荒く、なんとか無惨を治そうと力を尽くす医師を殺してしまいます。

強力な鬼として生まれ、不死身であることから恐怖の的となりました。彼の鬼の力は常人を遥かに超えており、人々を恐怖に陥れるだけでなく、彼らを鬼へと変える呪いの力を持っていました。

鬼滅の鬼が恐怖する鬼舞辻の呪いの発動

鬼滅の鬼舞辻無惨が発動する呪いについて考察してみたいと思います。

呪いは人間にではなく全ての鬼に対してかけられており、呪いが発動すれば鬼は消滅を免れません。

鬼舞辻の呪いについて

無惨の呪いは、無惨から分け与えられた血に起因していると言われています。

無惨をはじめ鬼はすべからく元は人間でした。

しかし無惨から血を分け与えられたことによって鬼となり、恐るべき能力を得たのでした。

そんな鬼たちを統(す)べるために無惨は自らの血を通して鬼たちを束縛(そくばく)しているのです。

それゆえに鬼たちは無惨に絶対服従を強いられ、その禁を破った者は存在することを許されないのです。

呪いの種類

具体的に無惨の呪いは以下の三つが挙げられます。

 

・考えていることがすべて読み取られている

・どこにいるかを全て把握されている

・無惨の名前を口にするだけで消滅する

 

呪いには今のところ3つ明らかになっています。

このため鬼は無惨に絶対服従を強いられ、反抗することもできず、気まぐれで命を奪われる事も。

シェイクスピアの『リア王』のセリフの中には

グロスター「.神々の手にある人間は腕白どもの手にある虫だ、気まぐれゆえにあの世行き………As flies to wanton boys are we to the gods, They kill us for their sport」― 第4幕第1場

という有名な一文があります。

このような呪いがあっては、逆らうことはもちろんできず、まさに無惨は鬼たちの運命を一手に担う神の如き存在なのですね。

鬼滅作中で描かれた鬼舞辻の呪いの発動シーン

物語の中で呪いの発動は一度ありました。

浅草で珠世の隠れ家を襲撃した鞠の鬼である朱紗丸は鞠の攻撃で炭治郎と禰豆子を追い込みます。

珠世の機転で罠にはまる朱紗丸

に追い込まれた時、珠世によって誘導させられつい

「鬼舞辻様は………」と口走ってしまったのです。

すると朱紗丸の体内から手のような物体が飛び出してきて肉体は崩壊しました。

物語の中で鬼舞辻の名前を口に出して呪いが発動した例はこの時だけです。

鬼たちは鬼舞辻を何と呼んでいるのか?

呪いが発動しないよう、無惨のことを「あの方」と呼ぶのが鬼たちの間では慣例になっているようです。

しかしながら、猗窩座や黒死牟など、九十八話の上弦結集の回では、

 

猗窩座「おい琵琶女、無惨様はいらっしゃらないのか?」

 

とか、

 

黒死牟「無惨様が御見えだ」

 

というふうに、無惨の名前をはっきり口にしても発動しなかった例もあります。

このへんの事情もまた無惨の鬼に対する信頼度によるのかもしれません。

 

無惨の弱点

さまざまな力を手にし、死をも克服した無惨たち鬼たちですが、太陽に当たると燃えてしまいます。

人間だった無惨は一向に病が改善しない事を医師のせいだと思い込み、ある日背後から医師に向けて刃物を振り下ろしました。

しかし、医師が作った薬が効いて、無惨は強靭な肉体を手に入れ、死をも克服し、鬼の始祖となったのです。

鬼滅に描かれる鬼舞辻以外の呪い

鬼舞辻以外にも産屋敷家には呪いはかけられています。

産屋敷家の呪い:短命と病の連鎖

産屋敷家という家系は、鬼舞辻無惨を輩出した一族であるということで、血筋には呪いがかけられていました。この呪いの影響により、産屋敷家の男子は代々短命になり、病に苦しむ運命に縛られたのでした。

そのため、産屋敷家は代々神官の家計から妻を娶り、祈りを捧げるのですが、耀哉の病状は悪化の一途を辿っています。

そんな状態の中でも耀哉は鬼殺隊をまとめ、悲願達成のために鬼との戦いに挑むのです。

そんな中訪れた炭治郎との邂逅(かいこう)がこれまで果たせなかった打倒鬼舞辻の悲願に向けて、動き始めるのです。

初めて上弦を倒した時の産屋敷の思い

遊郭編では上弦の陸妓夫太郎と堕姫に打ち勝ったことを聞いて病床で叫びます。

鎹鴉の報告を聞き病床で身を乗り出すようにして。

 

産屋敷「そうか倒したか上弦を… よくやった天元 炭治郎禰豆子 善逸 伊之助!(はげしく咳き込む)」

あまね「耀哉様!」

産屋敷「百年!!百年もの間変わらなかった状況が今変わった!………あまね」

あまね「はい」

産屋敷「わかるか?これは“兆し”だ 運命が大きく変わり始める この波紋は広がってゆくだろう 周囲を巻き込んで大きく揺らし やがてはあの男の元へ届く。鬼舞辻 無惨 お前は必ず私たちが私たちの代で倒す 我が一族唯一の汚点であるお前は…!!ゴホッゴホッ!」

【鬼滅】鬼舞辻無惨の呪い。まとめ

鬼舞辻は自らの支配を強めるために鬼に対して呪いをかけていました。

人間にとっては恐怖の存在である鬼たちも、強大な力を手にする代わりに、鬼舞辻に対しては絶対服従を強いられることになります。

それは鬼舞辻を頂点とする独裁的な体制であり、人間社会との攻防は実社会での文明の衝突をも彷彿とさせる緊張感がありますね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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