【鬼滅】蜜璃(みつり)の刀は実在?驚異の破壊力とは?

刀鍛冶の里編ではいよいよ鬼滅のアイドル的存在の甘露寺蜜璃(かんろじみつり)の刀恋の呼吸を使った戦闘シーンがいよいよ見られます!

楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?

実際蜜璃の戦い方は他の隊士の戦い方とは違う、ユニークさが目も見張りますが、あの新体操のリボンのようなくねくね曲がる刀で戦う姿は一見するとリアリティーに欠けますよね。

しかし、漫画だからと侮ってはいけません。

蜜璃が操る鞭のようにしなる刀ですが、実はそっくりな武器が現実に存在するってご存知でしたか?

今日は蜜璃の刀について考察して見たいと思います。

鬼滅蜜璃(みつり)の刀に酷似!五千年の歴史を誇る国に伝わる武術とは?

蜜璃は常人の八倍の筋肉量を誇るり、その上柔軟性のある特別な身体を持って生まれてきました。

そんな身体の特徴を活かした戦い方と、恋の呼吸によって繰り出される蜜璃の日輪刀の特徴は、薄くて柔らかく、しなるのが特徴です。

元々鬼殺隊士の日輪刀は各々の個性に合わせたデザインではあるものの、蜜璃は群を抜いて特徴的で、奇抜と言ってもいいような刀だと言えるでしょう。

しかし、現実に蜜璃の日輪刀のような刀が存在するのです。

インドの伝統武術カラリパヤットで伝わる破壊力抜群の武器

それはウルミと呼ばれるインドの武器で、伝統武術のカラリパヤットで用いられています。

紀元前300年くらいから伝わっている最も殺傷力の大きい武器の一つだと言われている。柔軟なためにコントロールが難しく、習得するまで十年以上の年月が必要だと言われている扱いの難しい武器です。

ちなみにウルミとは「雷の音」を意味するといいます。

蜜璃の刀の色や形、長さなど

ここで改めて刀の特徴を見てみましょう。

①刀の特徴 薄く柔い片刃の剣
②刀身の色 桜色
③刀身の長さ 六尺前後?(180センチ前後)
鍔の形や色 桜色のハートを四つ重ねた四つ葉クローバー
⑤柄の形や色 桜色のハートが縦に9個
⑥鞘の形や色 白地の鞘に鯉口と鐺(こじり)が桜色

長さについてのはっきりとした言及はないのですが、一六七センチの蜜璃の身長を悠に超える長さなので、当時の標準的な刀の長さである二尺三寸~二尺四寸(七〇~七三cm)の三倍近いのではないかと思われます。

ウルミと蜜璃の刀の違う点

インドの伝統武術カラリパヤットで使用するウルミですが、以下の二点が蜜璃の刀と違う点です。

○ウルミは諸刃ですが、蜜璃の日輪刀は片刃です。

○ウルミは平時はベルトのように腰に巻いているのですが、蜜璃は折り畳んで鞘に収めます

長くてしなる刀を天元以上のスピードで操る?

コミックでは蜜璃の技の解説は以下の通りです。

 

技の速度は宇髄天元(うずいてんげん)を上回っている。強力な刀のしなりに加え、女体であるが故の筋肉の柔らかさ、関節の可動域の広さがその速度を可能にしている。

『鬼滅の刃【外伝】煉獄杏寿郎外伝』より

 

というのが特徴です。

宇髄天元といえば巨大な出刃包丁のような二本の刀がつかの部分が鎖で繋がれており、妓夫太郎との死闘では高速スピードで自在に振り回す姿が印象的でしたが、そんな天元を越えるスピードというのはまさに神業ですね。

事実刀についての解説も以下の通りです。

 

ともすれば自分自身をも切り刻むような扱いの難しい刀 彼女の為に作られた彼女だけが使える刀である。

『鬼滅の刃【外伝】煉獄杏寿郎外伝』より

 

ということです。

蜜璃の技術の高さが窺えます。

鬼滅蜜璃(みつり)の刀のルーツは炎の呼吸?師の教えから恋の呼吸を編み出す!

そんな個性と強さを持ち合わせている蜜璃ですが、実は炎柱・煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)の継子(つぐこ)でした。

炎柱というだけに杏寿郎は炎の呼吸を使います。

炎の呼吸に挫折する蜜璃

師匠である杏寿郎に近づく為に蜜璃は必死で修行を重ねますが、うまく習得できず、隊士としての自らの資質をも疑うようになる蜜璃。

そんな蜜璃に杏寿郎はこうさとします。

 

杏寿郎「いいか甘露寺、なまじ膂力(りょりょく)のある君だ。今のままでも下位の鬼は斬れてしまうが、刀は腕じゃなく全身で振るうものだ。」

 

膂力とは腕の力とか筋力を意味します。

杏寿郎は愛弟子の資質を認めつつもさらにその潜在能力を開花させようと次のことを伝えます。

 

杏寿郎「切先(きっさき)まで神経を通わせろ。刀も含めて己の体だ

 

鬼との戦いの中恋の呼吸を編み出す

 杏寿郎との任務で帝都防衛をしている最中、蜜璃は鬼に襲撃される親子に出逢います。

それは蜜璃に心無い言葉を投げかけた親子でした。

杏寿郎は母からの「弱き人を助けることは、強く生まれた者の責務」という教えを固く守り、忠実に実行している柱です。

弟子の蜜璃もその教えを守り、親子の前に立ちはだかり鬼と対峙した時杏寿郎の言葉が頭をよぎります。

 

杏寿郎「たとえ認められなくても戦う。それが鬼殺隊だ!」

 

一時は鬼殺隊に向いていないのではないかと杏寿郎に相談しようとした蜜璃ですが、親子を助けるとめにリスクをものともせず鬼の前に出た時、体が動き、偶然にも恋の呼吸を体得するのです。

杏寿郎の後ろ姿とともに、そんな師の教えが頭をよぎります。

 

蜜璃「どうしよう煉獄さん、こんな時なのに私、ドキドキが止まらないの!」

 

燃えるような恋心を剣に込めた瞬間、蜜璃の個性や経験、実力が一つに統合され、恋の呼吸が生まれたのです。

型の番号 恋の呼吸の名称
壱ノ型 初恋のわななき
弐ノ型 懊悩巡る恋
参ノ型 恋猫しぐれ
伍ノ型 揺らめく恋情・乱れ爪
陸ノ型 猫足恋風

ちなみに肆の型は登場しません。

縁起が悪いからでしょうか?

【鬼滅】蜜璃(みつり)の刀は誰が作った?

鬼を退治できる日輪刀の原材料は猩々緋砂鉄(しょうじょうひさてつ)という特別な鉱物から精製されているとのこと。

太陽に最も近く、一年中日が当たっている陽光山で採れます。

そして、蜜璃の人間離れした筋力と柔軟性から繰り出すスピーディーな剣さばきに耐えうる蜜璃の日輪刀を作ったのは誰でしょう?

それは刀鍛冶の里の長である鉄地河原鉄珍(てっちがわらてっちん)です。

蜜璃の刀は里の長の技術の結晶

彼は刀鍛冶の中でも最高峰の刀鍛冶で、若い娘を可愛がり、女性隊士の個性に合った刀を作り上げることを得意としています。

ちなみに胡蝶しのぶの鬼の毒が仕込まれた刀も実は鉄珍さんの作。

あの小柄な体格で熱を帯びた赫い鉄の塊を打っている姿はちょっと想像できませんが、きっとその経験から蓄積されたデータが導き出しているのでしょう。

【鬼滅】蜜璃(みつり)の刀についてのまとめ

いかがでしたか?

一見現実味がないと思われていたあの蜜璃の刀に似た剣が今もインドに伝わっているというのも驚きですよね。

そう考えると、蜜璃の活躍からますます目が離せなくなります。

自らの炎の呼吸を押し付けることなく、弟子である蜜璃の個性を重視した教育を施した煉獄杏寿郎という師との出会いが蜜璃に恋の呼吸を編み出させて柱にまで引き上げたのでしょう。

もし、他の剣士の継子になっていたら、恋の呼吸は誕生しなかったのかもしれませんね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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