鬼滅を観ていると「その時、炭治郎の年齢はいくつ?」と思うことがよくあります。
実際に炭治郎は物語の当初からその立ち居振る舞いから大人びた落ち着きと感じます。
物語の始まりからさまざまな試練にあった時の年齢を算出し、時系列で炭治郎の人生を辿って行きたいと思います。
【鬼滅】炭治郎の年齢①この歳の少年が背負う過酷な運命!?
物語は雪深い山道を傷ついた妹の禰豆子を背負って町へ急ぐ炭治郎の姿から始まります。
愛する家族を失った炭治郎は鬼になった妹禰豆子を人間に戻す方法を見つけるために鬼と戦う決意をします。
そして過酷な修行の日々が始まるのでした。
始まりは大正元(1912)年冬?/十三歳
炭治郎は町に下りていく前に母親に
「正月になったらみんなに腹いっぱい食べさせてやりたい」
と言ってますので、年末の出来事であることが推察されます。
最終選別は大正四(1915)年秋?/十五歳
雪の中出会った水柱・冨岡義勇(とみおかぎゆう)の紹介で、二年間もの間、引退した元柱の鱗滝左近次(うろこだきさこんじ)のもとで厳しい修行に明け暮れます。
そして藤襲山(ふじかさねやま)での最終選別に向かうのですが、この時、炭治郎十五歳、だいたい十一月頃と思われます。
そしてなんとか七日間の最終選別を生き抜き、炭治郎は鎹鴉(かすがいがらす)から
鎹鴉「北西の町へ向かえ。そこでは少女が消えている」
という指令を受けて初めての任務に向かいました。
禰豆子のサポートもあって沼鬼を倒した後、早速飛んできた鎹鴉からの指令は
鎹鴉「次は東京府浅草!鬼が潜んでいるとの噂あり!」
まさかの連勤に働き者の炭治郎もさすがに驚きます。
しかし、浅草に到着してすぐ、炭治郎は鬼舞辻無惨とまさかの遭遇。
珠世(たまよ)と愈史郎(ゆしろう)との邂逅(かいこう)に加え、無惨から放たれた刺客を倒し、「南南東」に向かいます。
那田蜘蛛山は大正四(1915)年末?/十五歳
鼓屋敷での響凱(きょうがい)戦いを終えて藤の花の家紋の家で療養し、いよいよ那田蜘蛛山へ向かって累との戦いが一月ごろと推測します。
傷ついた体の療養や機能回復訓練のため大体二ヶ月ほど蝶屋敷に滞在していたのではないでしょうか。
【鬼滅】炭治郎の年齢②苦難を乗り越え、上弦の鬼に大金星!
我妻善逸(あがつまぜんいつ)や嘴平伊之助(はしびらいのすけ)ら同期の仲間もでき、柱と共に鬼との戦闘を体験することで、炭治郎はさらなる成長を遂げます。
無限列車乗車は大正五(1916)年春?/十五歳
遊郭編がスタートした最初の場面で「煉獄さんの死から四ヶ月が過ぎようとしていた」(8巻70話)とあります。
下弦の壱の魘夢(えんむ)を倒したものの、猗窩座(あかざ)との激闘の末炎柱の煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)を亡くしてしまい、敗北感に打ちひしがれる炭治郎の姿は十五歳の少年そのものですね。
遊郭編七月だと考えると、無限列車編は三月頃になるかと思います。
遊郭潜入は大正五(1916)年初夏?/十六歳
蝶屋敷には紫陽花(あじさい)が咲いてましたので、初夏だと思われます。
なので遊郭潜入は七月ごろではないかと予測できます。
炭治郎は七月十二日生まれなので十六歳の誕生日の前後位ですね。
遊郭に潜入した最初の日に何とか鬼の存在が疑われる遊郭に潜入。
三日目に炭治郎が上弦の陸(ろく)堕姫(だき)に遭遇し、音柱(おとばしら)宇髄天元(うずいてんげん)やかまぼこ隊と協力し、撃破。
そして夜明け頃に隠(かくし)の後藤たちに重傷を負っているところを発見されました。
ということで遊郭にはおそらく四日間滞在したと考えられます。
刀鍛冶の里は大正五(1916)年秋?/十六歳
遊郭で重傷を負って蝶屋敷に運び込まれた炭治郎の意識は長く戻りませんでした。
そんな炭治郎が目覚めた時、カナヲが思わず「(遊郭での)戦いの後二ヶ月間意識が戻らなかった」(12巻99話)と打ち明けます。
その後、ある程度回復した炭治郎は刀鍛冶の里へ。
刀鍛冶の里で出された食事は「松茸ご飯」なので十月くらいではないでしょうか。
【鬼滅】炭治郎の年齢③先輩剣士に遅れるな!宿敵と最終決戦へ!
過酷な戦いの中次々と柱は命を落としますが、着実に無惨を追い込んでいきます。
無惨戦は大正六(1917)年冬?/十六歳
無惨との最終決戦を終えた後、満開の桜の背景と共に「三ヶ月後 蝶屋敷」(23巻204話)とあります。
桜は三月下旬から四月上旬なので、無惨戦は一月下旬と考えられます。
炭治郎の生涯は!?痣の出現とその後の人生。
痣が出現した者は25歳まで生きられないと作品の中では語られてます。
それほどまで極度の体への負担がなければ痣は出現しないということでしょう。
炭治郎の額の怪我の痕
全ての呼吸の始まりとなった剣士、継国縁壱(つぎくによりいち)の顔に痣が出現しても八十歳以上の長寿でしたが、生まれつき痣があった縁壱に対し、炭治郎の痣は弟を庇って囲炉裏で火傷してできたものが妓夫太郎との死闘を通して覚醒し、痣に変わっていきました。
そして最終話には気になる描写がありました。
炭治郎や善逸の子孫たちの生活が描かれていましたが、炭彦は炭治郎のことを「曾々おじいちゃん」と呼んでいるのに対して、善逸の子孫の善照は「ひいおじいちゃん」と善逸のことを呼んでおり、痣の出現と寿命との関連もあり炭治郎は若くして亡くなった可能性を考えずにはいられません。
【鬼滅】炭治郎の年齢まとめ
鬼滅の刃の重要な戦闘について、炭治郎の年齢と共に振り返ってみました。
十三歳で残酷な運命を受け入れた炭治郎は、過酷な戦闘と共にものすごい勢いで成長している炭治郎の姿がよくわかりますね。
シェイクスピアも『ロミオとジュリエット』を書いた時、原作のブルック版では十六歳だったジュリエットの年齢を十四歳の少し前に引き下げたことで、多くの人の共感を得ました。
少年少女が心を燃やす姿に感動させられるのは、昔から変わらないところなのかもしれないですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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